シンプルな空間は、心もシンプルにしてくれます。
モノが多すぎると、探し物が増えたり掃除が大変になったりと、モノに支配された生活になってしまうのです。
「捨てられない人」なんて言葉も流行りましたが、捨てられない気持ちもわかります。
まだ使えそうな物もありそうですし、物には思い出も宿りますから、捨てられなくなってしまうんですよね。
でも、それこそがモノに支配される生活なのです。
まだ使えそうな物でも、実際に使っていないのですから、思い切ってリサイクルしてしまいましょう!
自分の手元にあるよりも、きっと、もっと有意義に利用されるはずです。
私が思う「シンプルな空間」というのは、「自分にとって本当に大切なものを見極められる空間」だと思います。
一度部屋にある一つ一つを手にとり、これは本当に大切なものか?ということを考えてみましょう。
そうすることにより、大切なものだけに囲まれたシンプルな空間が生まれます。
今ある家具を一掃することはなかなか簡単なことではありませんが、もしもそういった機会があれば、是非取り入れていただきたいのが「和」です。
和の家具は、場所をとらずにコンパクトに収納でき、自然素材を使っているから最後には自然に返るものが多いのです。
例えば和服や風呂敷は、用途にあった大変便利なものですが、畳むと一枚の布のようにすっきりと収納できますし、掛け軸や帯にしても、くるくると丸めてコンパクトに収納できるものが多いですよね。
それらは古くから受け継がれてきた日本人の知恵です。
最近では、スタイリッシュな欧米家具などを取り入れるご家庭も多いようですが、「和」の中にこそシンプルがあります。
若い方のファッションで、和のテイストを盛り込んだ服やアクセサリーをよく目にするようになりましたが、もともと和風のスタイルは、日本の気候風土から生まれたもの。
私たち日本人の先祖は、木だけを用いた木製建築をつくり、木綿や絹で上質な和服をつくり、四季折々の食材をふんだんに使った和食をつくってきました。
その考えは、物を大切にし、自然と共存するためのもの。
今の時代だからこそ、再び見直さなければならないものだと思いませんか?